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第0589日目 〈エステル記第10章:〈モルデカイの栄誉〉〉 [エステル記]

 エステル記第10章です。

 エス10:1-3〈モルデカイの栄誉〉
 クセルクセス王のあらゆる事績と、王に次ぐ地位を与えられたモルデカイの栄誉の詳細は、『メディアとペルシアの王の年代記』に記されている。
 モルデカイはすべてのユダヤ人に仰がれ、愛された。彼は民の幸福を求め、そのすべての子孫に平和を約束した。

 最後になりますので、エズラとネヘミヤ、エステルのいた時代について、整理したいと思います。但しこれはあくまで旧約聖書本文に基づくので、その旨ご了承願います。
 ・エステル  クセルクセス1世(在位;前486-465年)
 ・エズラ   アルタクセルクセス1世/ロンギマヌス(在位;前465-424年)
 ・ネヘミヤ  同上
 エズラのエルサレム到着は前458年、ネヘミヤのエルサレム到着は前445年とされます。元来エズラ記とネヘミヤ記は1冊の書物であったと推測される、と以前書きました。思うにメインはエズラの記述で、そこにエルサレム駐在時期の重なったネヘミヤの記述が入りこんでいるのでしょうか。



 録画したままだったドラマ『CIA;ザ・カンパニー』第1話(「ベルリンの疑惑」前編)を観ました。感想は後日に譲ります。
 これを見る気になったきっかけの一つに、主役の1人でKGBの若きスパイ、エフゲニーを演じるロリー・コクレインの存在があった。『CSI:マイアミ』や『スキャナー・ダークリー』に出演していた役者さんです。
 これまで見たことのなかった深みある抑えた演技に魅了され、静的な立ち姿と影ある横顔に思わず唸ってしまいました。現時点に於いて本作を、ロリー・コクレインの代表作と言い切って異を唱えられることは、まずないのではないでしょうか。◆

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第0588日目 〈エステル記第9章:〈ユダヤ人の復讐〉&〈プリムは運命の祭り〉〉 [エステル記]

 エステル記第9章です。

 エス9:1-19〈ユダヤ人の復讐〉
 決行の日が来た。ユダヤ人は仇敵を討つために集まり、それに立ち向かう者はなかった。皆、ユダヤ人とモルデカイへの恐れに襲われていたからだ。ハマンの10人の息子も残らず討たれた。
 「ユダヤ人は敵を一人残らず剣にかけて討ち殺し、滅ぼして、仇敵を思いのままにした。要塞の町スサでユダヤ人に殺され、滅ぼされた者の数は五百人に達した。」(エス9:5-6)
 スサでの死者の数が王に報告された。王は妃に、まだ他に望みがあるか、あればかなえてあげよう、といった。エステルは答えた、「明日もまた今日の勅令を行えるように、スサのユダヤ人のためにお許しをいただき、ハマンの息子十人を木に吊させていただきとうございます」(エス9:13)と。
 王が諾ったので、その通りにされた。アダルの月の第14日のスサでの死者の数は300人にのぼった。全国127州では75,000人の仇敵がユダヤ人によって討たれた。
 「(ペルシア諸州のユダヤ人は)十四日には安らぎを得て、この日を祝宴と喜びの日とした。スサのユダヤ人は同月の十三日と十四日に集合し、十五日には安らぎを得て、この日を祝宴と喜びの日とした。こういうわけで、地方の町に散在して住む離散のユダヤ人は、アダルの月の十四日を祝いの日と定め、宴会を開いてその日を楽しみ、贈り物を交換する。」(エス9:17-19)

 エス9:20-32〈プリムは運命の祭り〉
 そのことがあって、モルデカイは全国127州のユダヤ人に、毎年アダルの月の14日と15日を祝うよう定めた。ユダヤ人が敵をなくして安らぎを得た日として━━苦難を乗り越え歓喜に至った日としてこの両日を祝い、贈り物を交換して自分より貧しい者へ施しをすることを、モルデカイは定めた。が、ユダヤ人は既にこれを行っていたので、そのまま彼の命令は受け容れられた。
 この両日━━アダルの月の14日と15日は、ハマンがプルというくじを投げてその13日をジェノサイドの日と定めたのに因んで、<プリム>と呼ばれるようになった。
 「こうして、この両日はどの世代にも、どの部族でも、どの州でも、どの町でも記念され、祝われてきた。このプリムの祭りは、ユダヤ人の中から失せてはならないものであり、その記念は子孫も決して絶やしてはならないものである。」(エス9:28-29)
 ……エステルの、平和と真実の言葉を以てプリムの日とそれに関する諸事が定められ、記録された。今日でもプリムの日はユダヤ人社会、言い換えればユダヤ教では大切な祝祭とされ、2月、乃至は3月の特定の2日間に行われるプリム祭で「エステル記」が朗読されるのは、こうした謂われからである。

 わたくしの言葉を加える必要がありましょうか?



 映画『ソラニン』を観たあと、そよ風を浴びながら迷宮を抜けていつものブックオフへ。ちょうど単行本1冊300円セールの最中。しばし悩んで村上春樹『象の消滅』(新潮社)他3冊を買いました。◆

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第0587日目 〈エステル記第8章2/2:〈ユダヤ人迫害、取り消される〉〉 [エステル記]

 エステル記第8章2/2です。

 エス8:3-17〈ユダヤ人迫害、取り消される〉
 ハマン処刑の後、エステルは再び王の前に進み出て、ユダヤ人絶滅を命じた文書の無効化を願い出た。「私は自分の民族にふりかかる不幸を見るに忍びず、また同族の滅亡を見るに忍びないのでございます。」(エス8:6)
 王が諾ったので、さっそく王の書記官たちが召集された。モルデカイが指示するままに全国127州のユダヤ人と総督、地方長官や高官たち宛の文書が作成せられた。ユダヤ人迫害を取り消す内容のその文書は、届け先の州の文字で、届け先の民族の言語で、ユダヤ人宛には彼らの文字と言語で、クセルクセス王の署名と捺印入りで認められて、発布された。
 斯くして、亡きハマンが企てたユダヤ人根絶やし計画は水泡に帰し、却ってユダヤ人皆に自らを迫害する民族や軍隊相手に、「一人残らず滅ぼし、殺し、絶滅させ」(エス8:11)ることが許された。その決行日は一日のみ、が奇しくも第12の月即ちアダルの月の第13日と定められた(ex;エス3:7,13)。命令はペルシアの国の規定として公示され、ユダヤ人はその日に備えた。
 命令が届いた日は、あらゆる州、あらゆる町のユダヤ人がこれを喜び祝い、過ごした。諸民族の内には進んでユダヤ人になろうとする者も続出した。彼らへの恐れに襲われたからである。
 一方、スサではモルデカイが紫と白の王服に身を包み、黄金の冠と白と赤の上着を纏って王宮をあとにしていた。スサの町に歓喜の声が響いた。ユダヤ人にとってまことに喜ばしく、輝かしく、誉れある瞬間(とき)であった。

 本章はそっくり第3章の裏返しでありますが、換言すればエズラとネヘミヤの活躍が保証された章でもあります。王妃エステルなくして彼らの事績は到底あり得ず、以てその後の新訳の諸文書に見るイエスの事績と信仰はあり得なかった、というわけです。
 イスラエルとユダヤ人の歴史の存続は、このエステルとルツによって果たされた、といっても決して過ぎはしないでしょう。



 明日こそ、映画『ソラニン』を観に行く……!
 仕分け事業もひどいですな。蓮根だか牛蒡だかいうあの議員が、さっさと仕分けされてしまえばよいのじゃが。◆

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第0586日目 〈エステル記第7章&第8章1/2:〈ハマン、失脚する〉〉 [エステル記]

 エステル記第7章です。

 エス7:1-10 & エス8:1-2〈ハマン、失脚する〉
 2日目、エステル王妃主催の酒宴に王とハマンが招かれた。王が訊くのにエステルは斯く答えた。わたしの願いをかなえていただけるのなら、と、━━
 「私のために私の命と私の民族の命をお助けいただきとうございます。私と私の民族は取り引きされ、滅ぼされ、殺され、絶滅させられそうになっているのでございます。」(エス7:3-4)
 王が訊ねた、そんな企みを誰が、と。
 王妃は答えた、それはこのハマンでございます、と。
 ハマンは恐れおののいた。自分の計画が露見しているのを知ったからである。
 王は酒宴の場から去り、あとには王妃とハマンだけが残った。ハマンはこれを機に、王妃へ命乞いした。それがちょうど長椅子に王妃を組み臥した格好に映ったので、戻ってきた王はこれを誤解し、ハマン処刑を命じた。
 宦官ハルボナの進言により、以前モルデカイを吊す目的でハマンが立てた例の高さ50アンマの柱に、ハマンは吊されて息絶えた。因果応報というべきであろう。王の怒りはようやく収まった。
 その日、王はハマンの家をエステルに渡した。
 エステルはモルデカイとの間柄(続柄)を告白した。王はモルデカイをハマンの家の管理人に任命し、ハマンから取り戻した指輪をモルデカイに渡した。

 ユダヤ人絶滅を阻止した王妃エステルの、知恵と勇気と正義が結実してユダヤ人絶滅は辛くも免れました。哀れなるべし、大臣の頂点にあった男ハマン。
 些か奇異に、というか浮いた感じではありますが、このあと、ユダヤ人による自分たちの敵への報復(大虐殺)が描かれます。うーむ、ここまで……、と思うのは一人わたくしだけでしょうか?



 ドストエフスキー『悪霊』読了。
 明日の休みは晴れるだろうか。晴れたら買い物に出掛けたいのだが……。
 映画『ドン・ジョヴァンニ』も観に行きたいしなぁ。◆

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第0585日目 〈エステル記第6章:〈モルデカイ、王から栄誉を受ける〉〉 [エステル記]

 エステル記第6章です。

 エス6:1-14〈モルデカイ、王から栄誉を受ける〉
 初日の酒宴の夜、寝附けぬ王は持ってこさせた宮廷日誌のなかに、モルデカイの記録を見出した。侍従たちへ訊ねたところ、その一件でモルデカイはなんの栄誉も賞讃も得ていない、と知った。
 偶々その場━━王が侍従たちへ訪ねている場面━━にハマンが居合わせた。クセルクセス王はハマンを呼び、「王が栄誉を与えることを望む者には、何をすればよいのだろうか」(エス6:6)と問うた。“栄誉”、それを受けるのは自分以外にあるまい。そう信じて疑わないハマンは、滔々と自らの希望することを並べあげた。王と同じ召し物を纏わせ、都の広場で人々に、「『王が栄誉を与えることを望む者には、このようなことがなされる』と、触れさせられてはいかがでしょうか」(エス6:9)、と。
 王は首肯して、ではいまいったことをユダヤ人モルデカイにせよ、とハマンに命じた。内心忸怩たるものを感じながらも、ハマンは王の指図に従い、モルデカイに栄誉を与える道化を演じた。
 実はハマン、前章で見たモルデカイの絞首刑を進言するため、王宮にいたのだった。そうして例の場面に居合わせてしまったのである。
 ハマンは悲嘆に暮れて帰宅し、妻や親しい友どちに今日のことを打ち明けた。妻たちがハマンにいった、━━
 「モルデカイはユダヤ人の血筋の者で、その前で落ち目になりだしたら、あなたにはもう勝ち目はなく、あなたはその前でただ落ちぶれるだけです。」(エス6:13)
 ━━そこへ王の宦官たちがやってきた。彼らは、エステル主催の酒宴に来るようハマンを急き立てた。

 ハマンの妻たちの台詞は容赦がありません。彼らにとって没落(ユダヤ人への屈服)は免れる者でなく決定事項となったのかもしれません、それとも、ハマンに一踏ん張りを促すものであったのか。いずれとも取れましょう。
 その直後の酒宴への招待は、ハマンにとって一縷の希望であるのか、それとも、断頭台の刃が落ちる音であったのか(むろん、この時代に断頭台があったのか知りませんが)。
 ……いずれであっても、ハマンにはまだ果たさねばならぬ仕事があった。なにしろ、本懐はまだ遂げられていないのです。



 ぬるま湯に浸かっているようだ。仕事のペースに体が作り替えられているせいか、なにも予定がなく家にいる休日は、とにもかくにも体が重い。ちょっと横になって本を読んでいると、いつの間にか30分程度と雖も眠っている。どうにも体が重い。心も重い。なるほど、これが、重力に魂を囚われた人間の業というものか。◆

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第0584日目 〈エステル記第5章:〈エステル、王とハマンを招待する〉〉 [エステル記]

 エステル記第5章です。

 エス5:1-14〈エステル、王とハマンを招待する〉
 3日目、エステルは王妃の衣装を纏い、王宮の内庭に入り、玉座に坐すクセルクセス王の視界に入った。王は微笑み、金の杓を差し出して、エステルを召した。
 どうしたのか、と王が訊ねた。そなたの望みとあれば国の半分も与えてあげよう、と。いいえ、とエステルは頭を振った。今日、私は酒宴を催しますからハマンを召して一緒にどうぞ、と彼女はいった。早速王によってハマンが呼ばれた。宴の最中にエステルはいった、明日もお2人で酒宴にどうぞお越しください、と。
 その日、ハマンは上機嫌で王宮をあとにした。門に坐るモルデカイに心を暗くさせられ怒りを覚えたが、取り敢えずそのまま帰宅した。
 ハマンは妻ゼレシュや親しい友どちに、己の栄華を話して聞かせた。「その上、王妃エステルは御自分で酒宴を準備され、王をもてなされたが、王のお供として誰をお望みになったかと言えば、このわたしだけだった。明日もまた王とご一緒することになっている。だが、王宮の門に座っているユダヤ人モルデカイを見るたびに、そのすべてがわたしにはむなしいものとなる。」(エス5:12-13)
 これを聞いて、ハマンの妻と友どちは、ならば、と提案した。ならば、高さ50アンマの柱を立ててそこからモルデカイを吊してしまうよう王に進言なさればよい、と。なるほど、とハマンは得心した。彼は高さ50アンマの柱を立てさせた。

 『平家物語』の「奢れる者は久しからず」という一節や、藤原道長が詠んだ「この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば」をつらつら意識の俎上にのぼせられる章であります。
 奢れる者は久しからず……。



 今日は、ネットで拾ったおいら好みな映画の話題を3つ。むふ。
 1;ダリオ・アルジェント、3D版『ドラキュラ』を監督! 主演は誰じゃ!?
 2;なんと、『ムーミン谷の彗星』3D映画化! おかえり、北欧のカバさん(失礼、妖精)。
 3;ブラボー! 6/19~、『THIS IS IT』アンコール上映!! DVDあるけど、観に行くぜ!◆

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第0583日目 〈エステル記第4章:〈モルデカイ、エステルを説得する〉〉 [エステル記]

 エステル記第4章です。

 エス4:1-17〈モルデカイ、エステルを説得する〉
 ペルシア全州のユダヤ人の間で大きな嘆きの声があがった。モルデカイも粗布をまとい、灰をかぶり、嘆きの叫びをあげ、王宮の門の前まで来たがなかへ入るのは許されなかった。
 エステルは伯父のことを女官たちから聞いた。事情を知るため、エステル附きの宦官ハタクが遣わされた。「エステル記」はこう伝える、━━
 「ハタクは王宮の門の前の広場にいるモルデカイのもとに行った。モルデカイは事の一部始終、すなわちユダヤ人を絶滅して銀貨を国庫に払い込む、とハマンが言ったことについて詳しく語った。彼はスサで公示されたユダヤ人絶滅の触れ書きの写しを託し、これをエステルに見せて説明するように頼んだ。同時に、彼女自身が王のもとに行って、自分の民族のために寛大な処置を求め、嘆願するように伝言させた。ハタクは戻ってモルデカイの言葉をエステルに伝えた。」(エス4:6-10)
 エステルの返事は躊躇いがちだった。なぜならこの国では、王の召しがない限りは何人も御前に出るのはまかりならず、現に自分さえ30日も召されていないのだ、と。
 モルデカイは説得を試みた。王宮のなかにいれば安全と思うな、「この時に当たってあなたが口を閉ざしているなら、ユダヤ人の解放と救済は他のところから起こり、あなた自身と父の家は滅ぼされるにちがいない。この時のためにこそ、あなたは王妃の位にまで達したのではないか。」(エス4:14)
 王妃エステルは決意した。スサの町にいるユダヤ人皆を集めて3日3晩、わたしのために断食してほしい━━定めに反して王(夫)の御前に出ることになるが、「このために死ななければならないのでしたら、死ぬ覚悟でおります」(エス4:16)といって。

 「この時のためにこそ、あなたは王妃の位にまで達したのではないか」とは、いやはや、なんとも凄味のある口説き文句であります。
 しかしこれは、別のいい方をすれば、もはや民族絶滅計画を挫くことができるのはエステルだけ、というユダヤ人社会の願望が極まった結果でもありましょう。
 このあとは、如何にしてエステルが王の前に出てハマンの計画を王に打ち明け、ハマンの野望を倒すことに成功するか否か、が物語の大きな焦点になってきます。



 すっきりしない気分を抱えたまま、なにとはなしに、叔母とおぐゆーさんの事を考える。
 で、そうしてからラヴェルとフォーレのピアノ曲を聴きながら、村上春樹を短編ばっかり読んだ。
 考えることは、様々にある。人生も同じだ。◆

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第0582日目 〈エステル記第3章:〈ハマンの策略〉〉 [エステル記]

 エステル記第3章です。

 エス3:1-15〈ハマンの策略〉
 かの“エステルの酒宴”の後、アガグ人ハマンが引き立てられた。が、彼の前に唯一人、モルデカイのみが跪くことを良しとしなかった。彼は敬礼もしなかった。
 ハマンはそれを憎み、ユダヤ人絶滅を企て、王を唆して指輪を手に入れ、ペルシア全土に住まうユダヤ人の根絶やしを、王の名と指輪の印に於いて命令した。それはスサの都に住むユダヤ人も例外でない。
 ユダヤ人絶滅計画の実行日は、プルと呼ばれるくじを投げ続けた結果、第12の月、即ちアダルの月の13日。人々はその来たる日に備えた。スサの都は混乱した。それをよそに王は、民族一掃を企てるハマン相手に呑気に酒を酌み交わしていた。

 悩んだ挙げ句、ショート・ヴァージョンの公開です。
 ハマンの策略はかのヒトラー総統よりも質(たち)が悪い。個人的な恨み辛みをこうも拡大させるとは、誇大妄想もいいところ!



 通夜を済ませて、日付が変わる前に帰宅。
 ……。……。……。
 「ありがとう」 それをいえて、良かった。◆

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第0581日目 〈エステル記第2章:〈エステル、王妃に選ばれる〉&〈モルデカイとエステル〉〉 [エステル記]

 エステル記第2章です。

 エス2:1-4〈エステル、王妃に選ばれる〉
 ワシュティ退位・追放からしばらく後、侍従たちが王にこういった。全国各州へ特使を送り、美しい乙女たちを集めて後宮の監督・宦官ヘガイに託し、そのなかに御目にかなう者あれば王妃とすれば如何か、と。
 クセルクセス王はそうすることにした。国内のすべての州に、その旨公布が出された。

 エス2:5-23〈モルデカイとエステル〉
 このクセルクセスの時代、要塞の都スサに一人のユダヤ人がいた。名をモルデカイ、かつてバビロン捕囚の際かの地へ連行された民の一人である。彼は伯父アビハイルの娘ハダサ、即ちエステルを養女としていた。
 そこへ件の公布がもたらされた。エステルも宦官ヘガイの許へ出された。ヘガイは彼女に好感を抱き、目をかけ、化粧品と食べ物と選り抜きの女官7人を与えて特別待遇した。エステルは養父の命令どおり、自分の属する民族と親元を明かさなかった。
 一年が過ぎた。美容期間の終わった乙女たちは、順番に王の許へ召されていった。夜行って朝帰ってきた。が、王に気に入られて再び召された者はなかった。
 しかし、エステルだけが例外だった。エステルはたちまち王の寵愛厚い女性となり、やがて王妃の冠を戴くこととなった。クセルクセス王の治世第7年の第10の月、即ちテベトの月のことだ。新たな王妃が選ばれ、盛大な酒宴が開かれた。世にいう“エステルの酒宴”である。

 さて、モルデカイ。
 彼はエステルの美容期間中、心配でたまらず、毎日王宮の前を行ったり来たりしていた(但し残念ながら、彼女が王妃に選ばれたときのモルデカイの感慨など、「エステル記」並びに旧約聖書は一言も触れていない)。
 エステルが王妃になって後、モルデカイは王宮の前で坐りこんでいた。すると、王の私室の番人である宦官ビグタンとテレシュが、理由はわからぬが王を倒す相談をしているのが聞こえた。彼は早速これをエステルに教え、エステルはモルデカイの名でこれを王に知らせた。2人の宦官は処刑され、事件は王の前で宮廷日誌に記された。

 2人の宦官が立てた計画がモルデカイの名で報告され、宮廷日誌に記されたこと。これはエス6でモルデカイ出世の鍵となります。エステル記後半では、モルデカイがユダヤ人迫害を白紙に戻す役回りを担うことになる。その意味では、宦官の処刑と宮廷日誌は重要な事件でありアイテムである、と申せるのではないでしょうか。
 なお、集められた乙女たちは1年の美容期間中、「六ヶ月間ミルラ香油で、次の六ヶ月間他の香料や化粧品で容姿を美しくする」(エス2:12)ことに専念させられたそうです。しかし、残念ですが男であるさんさんかには、このミルラ香油とか当時の美容について知識の持ち合わせがございません。お役に立てず、申し訳ありません。



 ♪きょっ、きょっ、今日の夕飯はぁ、おいらが作る(作った)~、パスタだよん♪◆

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第0580日目 〈エステル記第1章:〈クセルクセス王の酒宴〉&〈王妃ワシュティの退位〉〉 [エステル記]

 エステル記第1章です。

 エス1:1-9〈クセルクセス王の酒宴〉
 かつてネヘミヤがいたことで我らの記憶に残る要塞の町スサにてペルシア王に即位したクセルクセス(英訳名;アハシュエロス)はその治世第3年、ペルシアとメディアの軍人と高官、貴族らを招待客とした180日間にわたる酒宴を催し、そのあと7日間にわたって王宮の庭を舞台にスサに住まう者皆を身分の上下にかかわらず招いて歓待した。そこでは王室御用達のブドウ酒が惜しげもなく振る舞われたが、客は飲酒を強制されなかった。
 その頃、王妃ワシュティも女性のための酒宴を別会場で催していた。

 エス1:10-22〈王妃ワシュティの退位〉
 酒宴の7日目、王は王妃を召した。が、彼女は従わなかった。これは妻が夫に従わぬ先例を作って<家>を崩壊させる結果を招きかねぬ事態である。為にワシュティは退位させられ后の位は空位となり、以後その位は優れた女性に与える旨、ペルシアとメディアの国法に書き記された。
 王妃退位の勅令は勅書となってペルシア全土127州に発布された。勅書はいずれも届け先の言語で書かれていた。「すべての男子が自分の家の主人となり、自分の母国語で話せるようにとの計らいからであった。」(エス1:22)

 ペルシア王クセルクセス時代、帝国の領土は「インドからクシュに至るまで127州」(エス1:1)、即ち北インド・小アジアからエジプト、エチオピア(クシュ)にまで及んでいました。それを踏まえれば、勅書が各国語で書かれていた、という記述にも納得行くかと思います。
 エズラ記冒頭で祭司とレビ人を始めとしたユダヤ人が、ゼルバベルに率いられてエルサレムへ帰還しました。そのとき、ペルシア領内に残ったユダヤ人もまた多かった旨、触れておきました。エステル記に登場するユダヤ人は残留した側であり、ここで物語られるエピソードは残ることを選んだ彼らを見舞った危機でもあります。
 エステル記では、同時代のエルサレムについて触れることがありません。舞台はほぼ王宮内に限られ、登場人物もわずかです。外面的にも、また、タイトル・ロールの女性がユダヤ人の未来に大きく関与するという点では、かつてのルツ記と共通する部分が多いかもしれません。
 さりながら、まずは一個の物語として楽しみ、もっと深く読みこみたい人は聖書の研究所や解説書に進めばいいと思います。



 昨日、叔母が亡くなりました。現在の仕事が決まったことを、いちばん喜んでくれた人。
 明日明後日を安息日とするかはまだわかりません。◆

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第0579日目 〈「エステル記」前夜〉 [エステル記]

 「ネヘミヤ記」を終えて、明日から「エステル記」に入ります。
 「エステル記」で描かれる時代は、エズラやネヘミヤよりもほんの少し前の時代。彼らのエルサレム再建は、ペルシア王妃となったユダヤ人女性エステルがユダヤ人絶滅計画を阻止し、帝国/王宮で存在感を示していったからこそ成し得た事業であったのです。
 「エステル記」ではこのエステルが、ユダヤ人絶滅を企む大臣ハマンの野望を如何に挫いたか、を中心に、プリム祭の起源を説いた書物であります。様々なことについては追々触れてゆくつもりです。
 では明日から、共に読んでゆきましょう。

 エステル記は以前のルツ記同様、女性が主人公になります。だからというのではありませんが、女性には特に読んでもらいたいな、と思います。
 気高い心を持つ女性の姿に、一人でも多くの女性が共感を示してもらえたら、とってもうれしいです。



 『のだめカンタービレ 最終楽章・後編』の感想が、どうにもうまくまとまらない。あした、もう少し集中して手直ししてみよう。◆

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