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第1760日目 〈シラ書第40章:〈人間に共通する惨めさ〉、〈いずれにもまさるもの〉他with秋の食欲にまさるもの。〉 [シラ書〔集会の書〕]

 シラ書第40章です。

 シラ40:1-11〈人間に共通する惨めさ〉
 人間にとって辛い労苦は避けることかなわぬものである。エデンの一件以来悠久に渡ってアダムの子孫には重い軛がのしかかってきたからだ。労苦はゆりかごから墓場まで続く。
 生ある間、人間の心は、遅かれ早かれ訪れる死について悩み、恐れる。それは身分の貴賤、仕事の貴賤、人品の貴賤にかかわらず、悩みの種となる。床のなかで眠っているときは夢のなかでそれに怯え、追われてうなされる。遂に死の捕縛にかかったまさにその瞬間、悲鳴をあげて飛び起きて、あたりを見回して、ああ夢で良かった、と胸を撫でおろす。が、かれの心はすぐにまた死に悩み、それを恐れることになる。まだかれにとって死が現実のものではないからだ。汝、死を忘るゝなかれ。
 死と流血。争いと剣。災難と飢饉。破滅と鞭打ち。これらはいずれも、不法者どものために用意された。
 「土から出たものはすべて土に帰り、/水から出たものはすべて水に帰る。」(シラ40:11)

 シラ40:12-17〈悪のもたらす結果〉
 信実な行為は永遠に続く。施しは永遠に残る。慈しみは祝福に満ちた楽園の如し。
 「施しをする人は喜びに包まれ、/掟に背く者は滅びに終わる。」(シラ40:14)

 シラ40:18-27〈いずれにもまさるもの〉
 良き妻、久遠に添い遂げてくれる妻。楽しい会話と知恵を愛すること。施しと良き助言。それらはいずれも、なににもましてすばらしい。それらは希望にあふれている。
 が、なによりも優るものは主を畏れること。それさえあれば、何物にも事欠かず、他に救済を求める必要がない。主を畏れることは祝福に満ちた楽園の如し。なににもまして、その人を覆い守る。

 シラ40:28-30〈物乞い〉
 物乞い稼業に身をやつすな。一生を過ごすな。それぐらいなら、死んだ方がマシではないか。
 他人の食事をアテにして日々を送るな。それは、人間の性根を腐らせるにじゅうぶんだ。餓死する方がマシではないか?
 ──物乞いは気楽で良いよな、他人のおこぼれにあずかっていればいいのだから。そう破廉恥な衆はいう。やがて、この衆の腹のなかで、滅びの火が燃えあがる。

 「シラ書」を6週間余に渡って読んできた。すると、折に触れて現れる特定の話題があることに気附く。本書のテーマである<知恵>は別として、しばしば話題にのぼるものの一つが、物乞いや空腹や食事の話題である。
 この3つは互いに関連して、あたかも変奏の如く現れては引っこみ、引っこんでは現れてきた。読んでいると、どうしてこの話題をしつこく(とは言い過ぎか?)著者イエススは取り挙げたのだろう、と小首を傾げることである。暇にあかせて倩考えていると、或る一つの推測が思い浮かぶ、──
 人生の一時期、ベン・シラ即ちイエススは食べる物に困ったことがあったのではないか。物乞い稼業に身をやつし、他人のおこぼれに頼り、施しを求めて放浪した時分があったのかもしれぬ。そうした経験が、人生の或る時点で落ち着きを取り戻したかれをして、知恵を讃仰する「シラ書」の執筆に向かわせたのかも。
 そんな風に考え、視点を変えて本書を読むと、これまでと少々異なる本書の姿が見えてきそうである。
 なお、「シラ書」40:1と同:10に於いて「創世記」にかかわる文言がある。重い軛とは、創3:19「お前は額に汗してパンを得る」を、洪水の原因となった不法な者とは、創6:5「地上に人の悪が増し、常に悪いことばかりを心に計っている」を、それぞれ典拠に持つことを、いま念のために指摘しておく。
 ──わたくしは……主を畏れることよりも……良き妻、添い遂げてくれる妻、並びに、楽しい会話と良き助言、加えていえば憂いと苦悩と後悔とは縁薄き生涯の日々を、良き家族、良き友、良き仲間と良き仕事に感謝しながら過ごすことを、主を畏れることに優って、あなたへ、悠久に希望する。



 久々に、戦場で砲弾が飛び交うような趣の月曜日であった。さすがに疲れたな。どうして今日はこんなに忙しかったのだろう。明日はもう少し落ち着くことを祈りたい。
 それとは特に関係ないのだが、やはり日常のさまざまの場面に於いてiPadがあると便利だな、と思う。先日来ずっと検討してきて、使い分けについても徐々に考えがまとまってきた。
 これまでの主たる検討機種はiPad miniでしたが、いまはその地位をiPad Air 2が脅かしつつある。9.4インチのディスプレイ・サイズ、より綺麗に映るRetinaディスプレイの魅力には、どうしても抗えない。んんん、どうしようかな。iPad miniとiPad Air 2、どっちにしよう?
 おまけに、これに加えてちかごろはKindleも欲しいな、と思うている。われながら始末が悪い。秋の物欲は食欲以上に限界知らずで、留まるところを知らぬ様子であります。呵々。◆

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