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第1764日目 〈シラ書第44章2/2&第45章:〈モーセ〉、〈アロン〉&〈ピネハス〉withフィリップ・K・ディックをネタにした独り言。〉 [シラ書〔集会の書〕]

 シラ書第44章2/2と第45章です。

 シラ44:23-45:5〈モーセ〉
 主は、エジプト寄留中のイスラエルから1人の慈悲深き人を選んだ。その人は主と民に愛された。モーセがその人の名である。「モーセの忠実と柔和のゆえに神は彼を聖別し、/すべての人の中から彼を選び出された。」(シラ45:4)
 モーセは主によりその栄光の一端を示され、イスラエルからは尊敬を集め、エジプトからは恐怖の眼差しで見られた。モーセはその執り成しの言葉によって主の御業をエジプトの前に披瀝し、それは専ら災いとなってエジプトの上に降った。
 モーセは主の言葉に従って民を率い、カナンへの旅路を辿った。その過程でイスラエルは主のふしぎな御業を幾つも経験した。
 「神はモーセに御声を聞かせ、/黒雲の中に彼を導き、/顔と顔を合わせて掟を与えられた。/それは、命と知識をもたらす律法であり、/ヤコブに契約を、/イスラエルに御自分の定めを、/教えるものであった。」(シラ45:5)

 シラ45:6-22〈アロン〉
 アロンはレビ族の出身、モーセの兄である。かれは主により最初の祭司となった。輝かしい祭服をまとい、権威の象徴として冠をかぶった。きらびやかな装身具を着けた。アロン以前にこのような姿になった者はなかった。その後はかれの子孫で祭司とななる者だけが、このような姿になった。
 モーセは聖なる油を両手に満たし、兄アロンの頭に注いだ。それは、アロンとその子孫に対して、天の在る限り続く永遠の契約となった。斯くしてかれは主の祭祀を司り、祭司の務めを果たす者となったのである。
 「神は彼をすべての生ける者の中から選ばれた。/それは、主に供え物と/かぐわしい香りを記念として献げ、/民の贖いの儀式を行わせるためであった。/神はアロンに掟を託し、/律法を解釈する権限をお与えになった。/それはヤコブに主の御旨を伝え、/イスラエルを律法の光で照らすためであった。」(シラ45:16-17)
 ──主はアロンへ栄誉を増し加えていった。かれは主への献げ物としてささげられたいけにえを食糧として分け与えられた。が、目指すカナンにアロンとその子孫が受け継ぐべき土地はない。主自身がかれらの分け前であり、受け継ぐべき<もの>だからだ。

 シラ45:23-26〈ピネハス〉
 ピネハスはアロンの孫、エルアザルの子である。かれも同様に祭司であり、主の栄光を担う第三の人物でだった。
 熱心に主を畏れ敬うピネハスは、不敬虔な同胞と異教の女を槍で殺め、イスラエルのために罪の赦しを得た。「それゆえ、主は彼と平和の契約を結び、/彼を聖所と民の頭とされた。こうして彼とその子孫は、永遠に大祭司の職を継ぐ者となった。」(シラ45:24)
 ──アロンの遺産はその子孫全体に及んだ。

 「願わくば、主がお前たちの心に知恵を授け、/正義をもって主の民を裁かせてくださるように。/そうすれば民の繁栄がいつまでも続き、/その栄光は代々に輝く。」(シラ45:26)

 モーセの事績は出2:1-申34:8に載る。
 アロンの事績は出4:14,6:20,6:28-民20:29に載る。
 ピネハスの事績は出6:25,民25:1-18に載る。
 モーセとアロンは覚えている。ピネハスって誰だっけ? ──そう思うた方はどれだけいるだろう。自分がまさに「これ、誰?」と一瞬考えこんだ者なので、同じように小首を傾げる方が一人でも多いことを望むのである。
 ピネハスは、民25に詳しい言行が記録される。シナイを経ってカナンへ向かうイスラエルの一行がシティムに滞在している。その折り、イスラエルの男たちは地元モアブの娘と通じて背信行為を始めていた。ピネハスはこれについてモーセ、イスラエルの共同体の人々と一緒に、これを臨在の幕屋に集まり嘆いていた。そこへ1人のイスラエル人が異教の女、即ちミディアンの娘を伴って臨在の幕屋へ入ってきた。その様子を見て激昂したピネハスが槍を手にしてかれらを突き殺したのである。これゆえに、イスラエルを襲った災害は収まり、しかしこれによって24,000人が死に至らしめられた。主はピネハスを讃え、平和の契約を授けたのだった。
 ……そうそう、こんな話があった。ここを読んだときはまだ聖書という書物や時代背景についていま以上に知るところ少なく、それでもピネハスの情熱に身震いし、殺められた2人の名と出自が記されている(民25:14-15)ことに奇異の感を覚えたものだった。



 『サンリオSF文庫総解説』の感想を、2日に分けてお披露目します。その作業の過程で倩考えた──やっぱり『SFマガジン』2014年10月号の<いまこそ、PKD。>特集の感想も書いた方がよいだろうか。
 過日はずいぶんと前に売り払った『小さな場所で大騒ぎ』(晶文社)も古本屋で買い直したし、これまで買い控えていたディックの短編集を数冊まとめ買いしたりして、何年かに一回のフィル・ディック・ムーヴメントが自分を襲っているのを感じる。この流れのなかで雑誌と雖も触れぬはなにやら坐りが悪い気分だ。
 景気づけに早川書房オンラインでディックTシャツを買って、それ着て執筆に励むか。ピンク色のビームがわたくしに言葉を送りこんでくれるような気がしてならないのだが……。
 そういえば、『アンドロ羊』のTシャツはもう頒布されないのかなぁ……。ついでに早川書房/ディック絡みでいえば、果たしてわたくしは期間中に<ブレラン酒場>へ行くことができるか? 「火星のミートボール」とか食べてみたいよね。えへ。◆